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複雑な労働問題の「問題の所在」が確認できる本。



現在の労働問題は、派遣労働者、ワーキングプア、過労死問題、
さらには少子化問題や格差社会問題まで関連してしまう、
複雑な問題になってしまっています。

しかも、思想的対立を孕んだ「労働者側」「使用者側」の対立構造が厳然として存在するし、
立法的解決も、現状の労使の対立の中では抜本的には難しく
(ホワイトカラーエグゼンプションは立ち消え、労働契約法は骨抜きに。)、
これまでの労働法制を判例の形で実質的に構築してきた一当事者である司法も、
その性質上、積極的な改革はできない。
改革すること自体が現状では手詰まりに近い感があります。

この本は、こういった難しい問題のこれまでの経緯を明らかにして、
「問題の所在」を分かりやすく分析してくれています。
先後、独自の体系として構築されてきた日本的雇用システムを、
部分的に米国、欧州風の制度を取り入れながら個別に修正していく中で、
いろんなひずみが生じたということ。
時代の流れの中で、日本的雇用システム自体を
墨守しようとすることは愚かなのだろうけれど、
修正するに際しては、個別の問題だけではなく、もっとマクロな視点を持たねばならないと
気付かせてくれました。

今度の選挙で「政権交代」が実現したら、「マニフェスト」どおり
派遣法制などの労働問題の立法的修正が議論され、
よくも悪くも、問題点が顕在化するのでしょう。
その後、どういう方向を目指すべきなのでしょうか。じっくり考えたいと思います。
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2009.08.26 Wed l 本(その他) l コメント (0) トラックバック (1) l top

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労働法政策を専門とする労働政策研究・研修機構労使関係・労使コミュニケーション部門統括研究員の濱口桂一郎先生が、「社会福祉法人維雅幸育会」というところが行っている障害者就労支援事業に関して、次のようなことを述べられています。 >工場の生産ラインを丸ごと請け
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