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元東大教授の内田貴先生が民法改正について語った新書です。

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単に改正点の整理をしているだけの本ではなく、
なぜ民法を改正しなければならないのか、について論じた新書です。
もちろん我が国の民法の第一人者といってよい先生なので、内容は学術的で具体的な部分にも及びますが、
でもむしろ、内田先生が民法改正という大事業に携わることへの熱意がひしひしと伝わってきます。
ロマンを感じるといってもよいくらいです。

たしかに、実務をやっていると、今の民法は判例理論でなんとかまわっているので、
あまり改正の必要性を感じないのです。
たしかに、条文と実務運用が乖離していたり、判例理論が社会常識をかけ離れていたりするところもありますが、
それは、まあどんな法律でも、少なからずあることだと思いますし
  ……完璧な法律なんて絶対に作れないことは明らかなので……
実務ではなんとか今の法律をもとにやっているわけです。

というか、学部で学ぶのは既存の民法を基にした法律解釈学なので、
そもそもの法律をどう改正すべきかという問題を、あまり考えたことがなかったりします。

ということで、これまでの民法改正の議論を興味をもって眺めていたのですが、
実務家も、また関係各方面も、なんだかんだいいながら、
おおむね現状でいいのでは、という感覚が根強いように思います。
やっぱり、今までの運用は容易に変えられません。
よってどこも、総論賛成、各論反対、という感じにならざるを得ないようです。

でも、本書を読んで、ああやっぱり、民法は「一から」見直してみた方がいいなあと、改めて実感しました。
よい法律を作って、国際競争力を高める、という視点は、
ドメスティックな実務家には正直ありませんでした。

大事業ですし、なにしろ私法の基本法なので、容易な仕事ではないですが、
現在の社会にマッチして、理論的にシンプルで統一的に理解できる内容の法律への改正が、
できるだけ早く行われることを、心から願っています。

法学部の学生のみなさんは、ぜひ本書から熱い思いを感じてほしいと思います!
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2011.11.03 Thu l 本(ビジネス書・新書) l コメント (0) トラックバック (0) l top

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